微生物が食べられるゴミを

微生物にもできないこと

化石燃料も特殊な薬品も使わず、どんな汚染物質でも分解できるように思える微生物。そんなたのもしい微生物も万能ではありません。

人類が生み出した化学物質の中には、微生物が分解できないものも多くあります。また、分解可能なゴミであっても、あまりにも量が多いと微生物の能力のキャパシティを上回ってしまい、分解に時間がかかりすぎてしまうことがあります。

微生物が分解できる「ゴミ」で、人類と微生物の共存を

人類がこの先も工業活動を続けながら生存するには、微生物の分解能力を借りることが必要不可欠です。
微生物が分解しやすい物質で製品を作ること、どんなに分解しやすいものであってもゴミそのものの量を減らすこと、ゴミを自然界に投棄しないことが重要になります。

また、発生した汚染物質を自然界に流さずその場で処理すれば、汚染物質の輸送にかかる余分なエネルギーをカットすることが出来ます。

このようなひとつひとつの小さな努力が地球環境を守り、持続的な工業活動を支えることに繋がっていきます。


 
BIO-RESEシステム-微生物による排水処理技術-大阪生物環境科学研究所
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