よくあるご質問と答え

Q.現在使用している活性汚泥法とどこが違うのですか?

従来から行われてきた活性汚泥法は、飛来したりもともと汚泥に含まれている微生物をそのまま利用するものでした。
オーダーメード微生物による汚泥分解では、分解効率をより向上させるため、汚泥の種類にあわせて使用する微生物を選定し、その微生物がもっとも活動しやすい環境を整えるなど、お困りの点にあわせて処理方法を構築いたします。

Q.どんな汚泥でも分解できますか?

オーダーメード微生物は、油脂が多い汚泥であれば脂質の分解を得意とする微生物を、でんぷん質が多い汚泥であれば糖質を好物とする微生物をと、その汚泥を分解するのに最も効率の良い微生物を探し出して導入するため、微生物が分解できる有機物であればどんな汚泥でも減少が可能です。また、特定の化学物質を分解する微生物を検索することも可能です。
ただし、微生物が分解できない無機物(土砂など)が含まれる場合は、土砂を除いた成分のみを分解します。

Q.分解にかかる期間はどれくらいですか?

通常の汚泥であれば、1~2日内にほぼ分解が完了します。この期間を超えて反応を続けても、微生物のエサとなる汚泥がほとんど残っていないので、分解は短期間で終了してしまいます。
工場や汚水処理場など常時汚泥を追加する環境では、上記のような分解処理が連続して行われます。

Q.導入は難しいですか?

オーダーメード微生物の導入に必要な設備は、汚泥に空気を送る曝気槽と、汚泥を分離する沈殿槽、そしてオーダーメード微生物を活性化させるためのバイオリアクターのみです。従来の汚泥処理法で使用している曝気槽と沈殿槽があれば、追加の必要があるものはオーダーメード微生物とバイオリアクターのみで済むので、初期費用が非常に抑えられ、導入も簡単です。

Q.汚泥の量はどれくらい減らせますか?

汚泥の成分が有機物がほとんどの場合は、最大で90%以上容量を減少させることができます。土砂などの無機物を含む場合でも、無機成分を除いた成分は上記とほぼ同じ割合で減少させることができるので、半分程度まで容量を抑えることが可能です。
※汚泥の成分によって削減量が異なります。詳しくはご相談ください。

Q.費用はどれくらいかかりますか?

ケースにより異なりますが、標準的な環境であれば、活性汚泥法による微生物分解を導入する場合と比較して約二分の一から四分の一ていどになります。詳しくはお問合せフォームからお気軽にご相談ください。


 
BIO-RESEシステム-微生物による排水処理技術-大阪生物環境科学研究所
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